手持ちの PENTAX SP の露出計が壊れていたり、モルトが劣化してきたりと残念なことになっているので、コシナVoigtlander の Bessaflex TM ってのを中古で手に入れました。
M42マウントのレンズを使えるよう2000年代初頭に発売されたカメラで、PENTAX SP の再来と言われたカメラとのこと。とりあえず、先日購入した24mmと50mmを試しに使ってみよう!と思いましたが…
なんと! 24mmを装着するとシャッターが切れない時がありました。
「え? 故障品を掴まされた?」と一瞬思ったのですが、その他のレンズ(20mm、28mm、50mm、135mm)は問題なくシャッターが切れます。
このBessaflex、ファインダー視野率が95%とSPの93%より向上しているんですが当然ミラーも大きくなっているようで、24mmのレンズ後玉にミラーが引っかかってシャッターが切れない模様…。
左がSP、右がBessaflex
無限遠時の後玉はこれくらい(写真左)飛び出していて、だいたい1mあたりにピントを持っていく(写真右)と後玉が少し引っ込みミラーアップできました。24mmという広角レンズで無限遠が使えないというのは致命的です。
だいたいレンズ発売時期は1970年代がほとんどなのに、なぜ純正レンズを全て使えるように設計しなかったのか? という疑問が。そのあたりはコシナの「CT1EX(各社(FM10とかXR8とか)向けOEM製品のベース)」と共通部品が多いだけに仕方なかったのでしょうかね?
のっけから、不満(と不安)タラタラなのですが、とりあえずは撮影してみないと!ということで気持ちをリセットして撮影散歩に出掛けたのでした。
(つづく)